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2026.03.02

痔核 硬化療法 ALTA(アルタ)療法について

 

内痔核(いぼ痔)に対する「ALTA(ジオン)療法」のご案内

今回は、当院で行っております「痔核硬化(こうか)療法」について解説いたします。
この治療法は、注射薬によって内痔核(いぼ痔)を縮小させ、切らずに症状を改善することを目的とした治療法です。

 

ALTA(アルタ)療法とは?

使用する薬剤は、「硫酸アルミニウムカリウム水和物」および「タンニン酸」を主成分としています。
英語名(Aluminium Potassium Sulfate Hydrate Tannic Acid)の頭文字をとって「ALTA(アルタ)療法」と呼ばれており、一般的には「ジオン®注」という薬剤名でも知られています。

 

治療の仕組み
薬剤を内痔核に直接注射することで、以下のステップを経て症状を改善へと導きます。

 

硫酸アルミニウムカリウム水和物の働き
投与部位に一時的な炎症を起こさせ、組織を固める反応(線維化)を促します。これにより、腫れていた痔核が次第に縮小(退縮)し、脱出や出血といった症状の軽減・消失が図られます。

 

タンニン酸の働き
硫酸アルミニウムカリウムによる過度な炎症を抑え、周囲の組織への負担を和らげる役割を担っています。

 

当院での治療の流れ
治療は局所麻酔下で行います。肛門括約筋をリラックスさせた状態で肛門鏡を挿入し、薬剤を内痔核の適切な箇所へ分割して注入します(四段階注入法)。

所要時間: おおよそ20分程度です。

術後: 処置後1時間ほど院内で安静にお過ごしいただき、経過に問題がなければその日のうちにご帰宅いただけます。

 

【ご留意いただきたい点(リスク・副作用など)】
本治療を安心してお受けいただくために、以下の点についてあらかじめご確認ください。

適応について: ALTA療法は主に「内痔核」が対象です。外痔核を伴う場合や病状によっては、他の手術療法が適している場合があります。診察の上、最適な治療法をご提案いたします。

副作用のリスク: まれに血圧低下、発熱、排尿困難、一過性の直腸潰瘍などが起こる可能性があります。
再発の可能性: 外科的な切除手術に比べ、数年後に症状が再発する可能性があります。
個人差: 治療による効果や経過には個人差があります。

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