2025.12.12
これって病気なの?
名古屋市中区栄の栄エンゼルクリニック 肛門外科医師の谷村葉子です。

お尻に何かぷにぷにしたものが出ています。これって病気ですか?”
という質問をうけることがあります。
それはもしかすると、おしりの穴の3-4cmの奥の膨らんだクッションのようなもの(静脈叢)が膨らみすぎて肛門にとびだしてしまった病気(=いぼ痔(痔核))なのかもしれません。とびだすものはやわらかい組織なのでぷにぷにした感じです。
ほかには、裂肛(切れ痔)にともなってみられる皮膚のたるみ(皮垂、スキンタグ)などのこともあります。
痔核は、排便などのいきみがかかったときに飛び出す(脱出)のが特徴です。
症状が進行すると、脱出が自然にもどりにくくなり、指でもどす必要(用手還納といいます)が生じたり、 さらに進行すると脱出したままとなることもあります。 このような段階になると手術治療が有効です。
少しでもお困りでしたら、当院への受診をおすすめします。
栄エンゼルクリニック 肛門外科 谷村葉子



