2026.01.08
お尻の痛みについて
名古屋栄エンゼルクリニック肛門外科の谷村葉子です。
肛門の痛みが主訴で来院される患者さんにおいて頻度の高い病気として以下のようなものがあります。
- 嵌頓痔核 (かんとんじかく)(脱出したまま腫れてしまったいぼ痔)
- 血栓性外痔核 (肛門の皮の下に血豆ができてしまい腫れた状態)
- 裂肛(きれ痔) (肛門の皮が裂けてしまった状態)
- 肛門周囲膿瘍 (肛門の周りに膿がたまる状態)
これらは肛門診察で診断でき 原因を取り除く治療をしていきます。
しかし、痛みの原因となる肛門所見が明らかでないにもかかわらず 肛門やおしりの奥の痛みを訴えられる患者さんも少なくありません。時に痛みのために夜間目が覚めるようなことや、痛みが30分以上持続することもあるようです。このような場合、まず痛みの原因となる(骨盤内の病変など)所見がないかどうか大腸内視鏡、CTやMRなどの検査で調べます。それらの検査でも異常がなければ肛門付近の筋肉のけいれんのようなことからくる痛みのことも考えられます。排便コントロール、座浴や鎮痛剤、漢方薬、神経障害性疼痛の薬で治療していきます。
栄エンゼルクリニック 谷村葉子



